治安を守るために

2 海上保安庁のテロへの対応

　平成13年9月の米国同時多発テロ事件や昨年10月のイエメン沖タンカー爆破事件、インドネシア・バリ島における爆破事件などのような事件が発生し、また、本年3月には米軍等によるイラクに対する武力行使が行われ、今後もテロ事件の発生が憂慮されています。このような情勢を踏まえ、海上保安庁では国内の重要施設等の警戒の強化、関係船舶への航行警報の提供、海賊対策として東南アジア周辺海域へ巡視船を派遣する際には周辺の公海におけるテロにも備えたしょう戒を実施しています。

　テロ対策の実施にあたっては、国内の関係機関との連携を一層強化するとともに、各国治安当局とのテロ対策に関する協議を行うなど外国機関との連携を推進しています。

　また、高速高機能の巡視船等を整備し、一層の体制強化も進めます。

原子力発電所の周辺海域を警備する巡視船