海上保安レポート2003
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安心できる暮らしと環境を守るために


海上防災対策

 皆さんのまわりでも、よく「防災訓練」が行われていると思います。我が国は木造家屋が多く、ひとたび火災が発生すれば、大きな被害を受けます。また、地震も多いため、その備えも万全でなければなりません。

 海上での災害と言えば、平成9年1月に日本海で発生した「ナホトカ号海難・流出油事故」が思い出されますが、沿岸に住む人々であればその影響が大きいことは身をもって感じていることでしょう。一方、内陸に住む人々にとってみれば、海上での災害は自分の問題とは考えられないかも知れません。しかし、我が国が輸入する天然資源の大部分が海上輸送されているため、大規模な海上災害が発生して輸送がストップしてしまうと、皆さんの生活に大きな影響が及ぶことになります。

 このため海上保安庁では、海上災害の未然防止はもちろんのこと、災害発生時の迅速な対応、被害の拡大防止に全力で取り組んでいます。

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