海上保安レポート2003
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人命を救うために


1 サロマ湖沖のプレジャーボート海難-自己救命策の有効性-

 平成14年9月14日、北海道サロマ湖沖で釣りを楽しんだ後、港に帰る途中のプレジャーボートが高波を受けて転覆、沈没する事故が発生しました。

 プレジャーボートに乗っていた10名は全員海に投げ出され、そのうちライフジャケットを着用していた2名とクーラーボックスに捕まった1名は無事救助されましたが、ライフジャケットを着用していなかった7名は全員死亡という痛ましい結果となりました。

 もし、全員がライフジャケットを着用していれば、このような悲惨な事故にはならなかった可能性が高かったものと思われます。

 海上保安庁では、ライフジャケットの常時着用、携帯電話等の連絡手段の確保、緊急通報用電話番号「118番」の有効活用を基本とする「自己救命策確保キャンペーン」を展開しています。

 大切な命を自分で守るために、ライフジャケットの常時着用、携帯電話(防水パックの活用)の携行を心がけていただくようお願いします。

サロマ湖沖のプレジャーボート海難
サロマ湖沖のプレジャーボート海難

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