海上保安レポート2003
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海上保安官になるためには


 これまで紹介したとおり、海上保安庁では幅広い業務を的確に行うことで、国民の負託に応えています。この幅広い業務を行うためには、海上保安官一人一人の知識、技能を高め、「海のプロフェッショナル」となることが重要です。

 ここでは、海上保安官になるための制度を紹介しますが、我こそは海上保安官にと思われる方は是非参考にして下さい。

How to join JCG 〜海上保安官になるには〜

 海上保安官として活躍するためには、海上保安大学校又は海上保安学校において教育・訓練を受けなければなりません。

 両校の学生は、海上保安庁職員(国家公務員)としての身分が保障されます。毎月給与が支給され、このほかにも期末・勤勉手当(いわゆるボーナス)が支給されます。また、入学金等は一切不要で、制服や寝具類は貸与されます。ただし、教科書、食費、身の回り品等は自己負担です。

 入学のための採用試験(対象:高等学校等卒業者)はいずれも年1回秋に行われますが、海上保安学校船舶運航システム課程については、更にもう1回春にも行われます。

 海上保安官は、海上という厳しい環境の中で、複雑多岐にわたる専門的な業務を遂行しなければなりません。海上保安官としての自覚はもちろんのこと、専門的な知識・技能、おう盛な気力と強じんな体力が要求されます。このため海上保安庁では、海上保安大学校(幹部職員養成)と海上保安学校(一般職員養成)において、全寮制の下で厳格な中にも創意工夫をこらした初任教育を行い、多様化する社会情勢に柔軟に対応できる海のプロフェッショナルを育成しています。

海上保安大学校
海上保安大学校

海上保安学校
海上保安学校

●平成14年度海上保安大学校・海上保安学校の受験状況
平成14年度海上保安大学校・海上保安学校の受験状況

海上保安大学校・海上保安学校への入学

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