グローバル化する業務ニーズに対応するために
国際化への対応
3 二国間における連携・協力の強化
我が国周辺海域で続発する密輸・密航事件等の国際組織犯罪に適切に対応するため、近隣諸国の海上警備機関同士の連携・協力が一層重要となっています。海上保安庁は、関係の深いロシア、中国、韓国等の海上警備機関との間においてそれぞれ二国間の協力文書を締結し、我が国近隣諸国との連携・協力を推進しています。
これらの協力文書に基づいて、平成14年7月には、ロシア国境警備庁長官を招き、水産物の不法操業、不法取引問題に関して両庁の協力をさらに強化していくことなどに合意しました。さらに11月には、日韓海上保安当局間長官級協議を開催し、不審船・工作船や日韓周辺海域における密輸事犯に関する情報交換を推進することなどに合意するとともに、両国の協力関係をさらに発展させていくことで一致しました。
今後とも、二国間それぞれが共有する問題の解決に向けて、積極的に取り組んでいきます。
日韓海上保安当局長官級協議
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