南海トラフ |
南海トラフ巨大地震想定震源域の固着状態の分布 |
平成28年5月24日、世界的に有名な英国の科学雑誌「nature」電子版に、近い将来発生が懸念されている、南海トラフ巨大地震想定震源域のプレートの固着状態を明らかにした海上保安庁の研究成果が掲載されました。
これは、海上保安庁が南海トラフの海底に設置した15箇所の観測点で9年間にわたり収集した海底の地殻変動の実測データ等を分析した、世界初の画期的な成果です。この成果を得るまでに行った測量船による海底基準局の測位回数は約100万回におよびます。
本成果は、今後の南海トラフ巨大地震の発生メカニズムの解明に貢献することが期待されます。