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英虞湾内における警戒の様子 |
平成28年5月26日、27日に三重県志摩市の賢島において開催された主要国首脳会談(伊勢志摩サミット)や、これにあわせて全国で行われた関係閣僚会合の海上警備を実施しました。特に、伊勢志摩サミットの海上警備は、会場周辺海域の入り組んだ地形等による、過去類を見ない厳しい環境下であり、会議期間中、本庁及び第四管区海上保安本部に対策本部を設置するとともに、最大約100隻の巡視船艇等を投入するなど、最大規模の警備体制で対応しました。サミット開催前の5月22日には、菅内閣官房長官は現場職員に対し、「成否は皆さんの双肩にかかっている」と激励し、職員の士気がいっそう高まりました。開催地を所管する第四管区海上保安本部と警察等関係機関との連携はもちろんのこと、地元三重県や志摩市、さらには海事・漁業関係者の皆様からも、海上保安庁による立入検査や生活動線の一時的変更へのご理解とご協力をいただいたほか、警備にあたる海上保安官の宿泊、輸送、食事等にいたるまで多岐にわたるご支援をいただき、大きな混乱もなく海上警備を完遂することができました。
さらに、伊勢志摩サミット開催に伴い、全国で行われた関係閣僚会合においても、関係機関との連携及び地元住民のご協力の下、海上警備を無事完遂することができました。(詳細は、1 治安の確保 CHAPTER I テロ対策 伊勢志摩サミット海上警備について)
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現場で海上保安官を激励する菅官房長官 |
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上空で警戒にあたるヘリコプター |
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