海上保安庁の体制
3 情報通信
我が国の広大な海を守る海上保安庁にとって、現場の状況を正確に把握し、的確な指示、行動を行うために情報通信は必要不可欠なものです。
最近の情報通信技術の急速な進歩により、パソコン、インターネット、携帯電話等が急速に普及するとともに、安価な大容量通信サービスが提供されるなど、情報通信環境が大きく変貌する中、海上保安庁においても、業務を効率的かつ効果的に実施するために、ITを活用することにより「情報に基づく業務遂行」を目指しています。
具体的には、高度情報通信網やヘリコプター撮影画像伝送システムなどの各種通信施設の整備を進め、より正確な情報の伝達により、迅速な対応が必要な業務にも的確に対応できる環境整備を行っています。
◆ヘリコプター撮影画像伝送システム
不審船事案や地震、津波災害等の大規模自然災害発生時、油流出事故等の大規模海難発生時において、ヘリコプターから撮影した現場画像をリアルタイムに海上保安庁のみならず総理大臣官邸をはじめとする関係機関へ伝送することができるもので、迅速かつ的確な対応が可能となります。
【ヘリコプター撮影画像伝送システム(ヘリテレシステム)】
|