▲航空機によるオイルリグの監視 |
出発前に実施することとして、過去の監視結果の再確認など情報収集・分析を実施するとともに、クルー全員が、共通の目的意識を持ち任務を遂行するために、十分なブリーフィングを実施し、飛行中、仮に様々な状況の変化が生じても柔軟に対応できるようにしておく。次に、オイルリグ監視時に留意していることとして、現状を的確に伝えられるように、双眼鏡による目視確認、写真撮影、監視記録などクルーの役割分担を決め、効率よく情報収集ができるように連携に努める。
しかしながら、どんなことよりも我々クルーを支えているものは任務の重要性である。現在進行形で日本と中国の排他的経済水域の境界画定協議が進められる中、オイルリグを含む周辺海域の監視・警戒の重要性を、クルー各人が強く認識し、自らの任務を自負していることから、度重なる監視警戒においてもオイルリグの変化や周辺の動きを注意深く監視できるのである。