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海を繋ぐ
我が国の経済活動は、急成長するアジアとの関係をより一層深めつつあります。
経済活動が盛んになれば、他の国や地域との間における国際的な交流が更に活性化されます。
このような活発な交流により、海を通じて我が国に各種多様な人、モノが流入し、活力をもたらします。その反面、それらには我が国の安全を脅かす負の効果が潜在していることも認識しなければなりません。特に、外国籍船が日本領海内で引き起こす海難や、船舶に対する海賊、テロの脅威、地球規模での海洋環境問題などは我が国だけで対処できるものではありません。
言い換えれば、海と海が繋がった各国に共通した問題であり、関係国が連携・協力して対処しなければならない課題となっています。
海上保安庁は、海の安全・安心を守るという共通の認識を持った各国海上保安機関及び国際機関等との協力関係を一層強化し、海上保安業務の分野で国際展開を進めています。
ここでは、平成18年度の海上保安庁における国際的な取組みの中でも特筆すべき取組みを紹介します。
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