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はじめに
海上保安庁の平成18年度は、鹿児島における超高速船の海難や竹島周辺海域における海洋調査など慌しく始まりました。その他海の事件や事故などでテレビや新聞に取上げられる機会が多かったため、皆さんにも海上保安庁に関する話題が記憶にあるのではないでしょうか。 申し遅れましたが、僕は海上保安庁のイメージキャラクター「うみまる」といいます。この度は、「海上保安レポート2007」を手にしていただいてありがとうございます。 海上保安庁は、海洋の秩序維持、海難の救助、海上防災、海洋の環境保全、海上交通の安全確保などを図るため、巡視船艇・航空機などにより、日夜、日本周辺海域において活動しています。しかしながら、その活動が皆さんの目が届かない海上であるため、冒頭に書いたような大きく報道された海難事故や事件の印象ばかりが皆さんの中に残っていると思います。 海上保安レポート2007では、皆さんに海上保安庁のことをより良く知っていただくため、最近の海上保安庁を読み解くキーワードとして「海洋国家「日本」と海上保安庁〜海洋権益保全への取組み〜」を選び、特集を組んでいます。 この冊子を読んでくれる皆さんの声が、広大な日本の海をわずか12,000人あまりで守っている全国の僕達海上保安官の励みになります。これからも僕達の活躍に期待してくださいね。 |