海上保安レポート 2007

●はじめに


■TOPICS 海上保安の1年


特集 海洋国家「日本」と海上保安庁
〜海洋権益保全への取組み〜

はじめに

1.これが現場第一線

2.海洋調査に迫る


海上保安庁の業務・体制


■本編

治安の確保

生命を救う

青い海を護る

災害に備える

海を識る

航海を支える

海を繋ぐ


海上保安官を目指す


語句説明・索引


図表索引


資料編


特集 > はじめに
はじめに

沖ノ鳥島
▲沖ノ鳥島
対馬から望む韓国
▲対馬から望む韓国
南鳥島
▲南鳥島
尖閣諸島
▲尖閣諸島

写真提供:須川英之氏(対馬市在住)
 我が国は、四面を海に囲まれており、時には「海洋国家」とも表現されるように、海からの多くの恩恵を受けています。具体的には、漁業、海底資源、海上輸送、マリンレジャーなどが挙げられます。国民の皆さんは、その日本の海についてどの程度ご存知でしょうか。
  • 領海の面積(約43万km2
    領土の面積(約38万km2) − 世界第61位
  • 領海排他的経済水域の面積(約447万km2) − 世界第6位
    領海・排他的経済水域の体積(約1,580万km2) − 世界第4位
  • 日本の海岸線延長(約3.5万km) − 世界第6位
    国の面積当たりの海岸線延長(約92m/km2) − 世界第1位
    国の人口当たりの海岸線延長(約27m/百人) − 世界第1位
であり、さらに、輸送活動を見れば、
  • 我が国の海上貿易量 約9億4999万トン(世界の約14%)
  • 国際貨物の約71%(金額ベース)
    国際貨物の約99%(重量ベース)が海上を利用
  • 食料の約60%を輸入に依存
  • エネルギーの約90%を輸入に依存
 など日本の海の重要性が見えてきます。このように、日本の海は国民の皆さんの生活に密接に関係しており、海の安全と治安を守っているのが海上保安庁です。

(出典)日本地図センター、「U.S.Central intelligence Agency, The Factbook 2002」、「海岸統計」、「海洋白書2006」、エネルギー白書2005、食料農業農村白書、海事レポート、日本海運の現状

■日本海域の概略図
日本海域の概略図