平成17年9月、海上保安庁は、神戸市において「第6回北太平洋地域海上保安機関長官級会合」を開催しました。
この会合は、北太平洋地域6カ国(日本・米国・カナダ・ロシア・韓国・中国)の海上保安機関のトップが、世界経済を支える重要な海域である北太平洋の海上の秩序を維持・向上させるための協力について協議するもので、平成12年に海上保安庁の呼びかけにより始まりました。
会合では、海上テロ対策や、情報交換体制の強化などについて話し合われ、「机上から海へ」をキーワードとしてより実践的な取組みを促進していくことで合意されました。そして、今回の会合を総括して「6カ国共同宣言」を採択し、各国代表がこれに署名しました。
海上保安庁では、この会合での成果を基に、各国連携の下、海上テロ対策、薬物・銃器密輸事犯取締等の分野でのより効果的な対応を進めていきます。