海上保安庁は、海上における第一義的治安機関として、国際社会の平和と安定に対する脅威である大量破壊兵器・ミサイル及びそれらの関連物資のテロリスト等への拡散を阻止する国際的な取組みである「拡散に対する安全保障構想(PSI)」に積極的に参加しています。
海上保安庁ではこれらPSI訓練の参加を通じ、他国と共同で大量破壊兵器等の拡散に関わる容疑船を取り締まる共同対処能力を強化することとしており、平成15年にオーストラリア沖で行われた訓練への参加、平成16年に相模湾沖での訓練主催に引き続き、平成17年8月15日から19日までの間、シンガポールで開催されたPSI海上阻止訓練に参加するため巡視船「しきしま」を派遣しました。
訓練の結果、各国との連携もスムーズに行われ、海上保安庁の対応能力の高さを各国関係機関にアピールすることができました。