平成18年4月、新型の2,000トン型巡視船(ヘリ甲板付高速高機能巡視船)「ひだ」及び「あかいし」が就役し、それぞれ新潟海上保安部(新潟県)、鹿児島海上保安部(鹿児島県)に配属されました。
「ひだ」及び「あかいし」は、海上保安庁が能登半島沖不審船事件や九州南西海域工作船事件を契機に平成19年度末までに3隻整備する2,000トン型巡視船の1、2番船に当たります。
総トン数は約1,800トン、長さは約95メートルで、ウォータジェット推進方式により、速力30ノット(時速約55km)以上での航行が可能となっています。
また、命中精度が高く、遠隔操縦が可能な射撃管制機能(FCS)付40ミリ機関砲及び目標追尾型遠隔操縦機能(RFS)付20ミリ機関砲、夜間でも捜索可能な赤外線捜索監視装置、現場の画像をリアルタイムで伝送するヘリコプター撮影画像伝送システム、7メートル型警備救難艇など最新の装備が搭載されています。