海上保安レポート2003
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海上保安官になるためには


JCG Academy〜幹部職員を養成する海上保安大学校(広島県呉市)〜

 将来の海上保安庁の幹部となる職員に必要な高度な知識と技能を教授します。教育期間は本科4年、専攻科6カ月の合計4年6カ月間です。本科4年間を通じて海上保安行政を遂行するために必要な専門科目を習得します。授業は、行政法、国際法、刑法などの法律と海上警察学、海上保安行政管理論、海上安全工学などの海上保安行政関係の学問が中心となります。卒業生には学士(海上保安)が授与され、大学院への入学資格が認められるほか、司法試験第一次試験が免除されます。また、2学年後期からは、第一群(航海)、第二群(機関)または第三群(通信工学)から1コースを選択し、海事系の専門知識も習得します。

 専攻科では、世界一周の航海実習や犯罪捜査・鑑識、海難救助など海上保安業務に直結した実務を学びます。

 また、海上保安大学校に平成14年5月30日、国際海洋政策研究センターが設置されました。センターでは国際海洋政策に関してこれまでに行ってきた独自の研究に加え、国内外の研究機関との共同研究を推進し、その研究成果を各種国際会議に発信するなど、我が国の海洋政策に関する研究をリードしていくことを目指しています。

海上保安大学校組織図

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