治安を守るために

(5)海賊対策のため巡視船・航空機を東南アジア海域へ派遣
 平成12年4月、東京で開催された「海賊対策国際会議」において「アジア海賊対策チャレンジ2000」が採択されました。その会議において、海上保安庁が各国海上警備機関に提案し合意された事項の一つに、「巡視船の相互訪問及び連携訓練の実施」があり、それを具体化するため、海上保安庁は、平成12年11月にインドとマレイシアに巡視船を派遣したのを機に、平成13年度には、シンガポール、フィリピン、タイ、ブルネイ及びインドネシアへ巡視船や航空機を派遣しました。
 これらの派遣により、訪問国の海上警備機関との意見交換や連携訓練を通じて連携・協力の強化を図るとともに、海賊被害の予防のため公海においてしょう戒を行っています。また、公海での巡視船のしょう戒中には、日本関係船舶と海賊対策のための官民連携訓練を実施しています。

フィリピンコーストガードとの連携訓練
フィリピンコーストガードとの連携訓練

戻る 次へ
トップページへ戻る