伏木海上保安部では、平成26年10月17日、巡視船やひこ船内において、富山県警察本部鑑識課と合同での現場鑑識技能訓練を実施しました。

訓練は、巡視船やひこを旅客船に見立て、船内で発生した傷害事件と窃盗事件を想定として、各犯罪現場への臨場から現場保存、現場観察、資料採取、採証・立証措置、現場撤収までの一連の流れの中で、実践現場に即した形で進められました。

訓練に参加した海上保安官は、真剣な面持ちで警察官からの指導を直接受けながら、犯罪現場さながらの緊張感の中、所要の鑑識活動を実施し、貪欲にその技能習得に努めるとともに、現場鑑識業務の重要性をあらためて再認識させられたものとなりました。

訓練は、現場第一線で活躍する警察の鑑識技能を直接学ぶ絶好の機会となり、海上保安官各人の更なるスキルアップに繋がるとともに、県警鑑識課との緊密な連携協力体制を構築しました。

現場鑑識技能訓練の様子(1)

現場鑑識技能訓練の様子(2)