海上保安レポート 2015

はじめに


TOPICS 海上保安の一年


特集 離島周辺や遠方海域における海上保安庁の活躍

  1. 小笠原諸島周辺海域等における外国漁船への対応
    1. 海上保安庁における中国サンゴ漁船とみられる外国漁船の確認状況
    2. 海上保安庁の対応
    3. 今後の取組み
  2. 尖閣諸島周辺海域における領海警備
  3. 海難・海上災害への対応
  4. ソマリア沖・アデン湾及び東南アジア海域等における海賊対策
  5. 海洋権益の確保に向けて

海上保安庁の任務・体制


■本編

1 治安の確保

2 生命を救う

3 青い海を守る

4 災害に備える

5 海を知る

6 交通の安全を守る

7 海をつなぐ


目指せ! 海上保安官


語句説明・索引


図表索引


資料編

特集 離島周辺や遠方海域における海上保安庁の活躍 > I 小笠原諸島周辺海域等における外国漁船への対応 > 1 海上保安庁における中国サンゴ漁船とみられる外国漁船の確認状況
特集 離島周辺や遠方海域における海上保安庁の活躍
I 小笠原諸島周辺海域等における外国漁船への対応

平成26年9月中旬以降、小笠原諸島周辺海域等において、多数の中国サンゴ漁船とみられる外国漁船が確認されるようになりました。これに対し、海上保安庁では厳正な取締りを行い、同海域において10隻の中国サンゴ漁船を検挙しています。

海上保安庁では、引き続き、警戒を緩めることなく対応することとしています。


中国サンゴ漁船を追尾する巡視船及び搭載艇
中国サンゴ漁船を追尾する巡視船及び搭載艇
1 海上保安庁における中国サンゴ漁船とみられる外国漁船の確認状況
小笠原諸島周辺海域などにおける
中国産後漁船とみられる外国漁船の視認状況
(平成26年9月15日〜12月31日)
小笠原諸島周辺海域などにおける中国産後漁船とみられる外国漁船の視認状況(平成26年9月15日〜12月31日)

※平成26年10月30日以降は、小笠原諸島から伊豆諸島にかけて視認した隻数。

小笠原諸島周辺海域等では、平成26年9月中旬頃から中国サンゴ漁船とみられる外国漁船の確認隻数が増加してきました。9月15日に17隻を確認して以降、その隻数は徐々に増加し、10月30日には212隻を確認するに至りました。いわゆる「宝石サンゴ」は高額で取引きされているため、これらの漁船は、一攫千金を狙って大挙してきたものと思われます。