平成19年度は、「2,000トン型巡視船(ヘリ甲板付高速高機能)」1隻が新たに就役しました。これにより平成11年度以降に整備していた不審船対応を主目的とする巡視船は12隻全てが就役しました。
また、これらの巡視船を中心に不審船対応能力向上のための訓練を実施したほか、海上自衛隊との間でも、共同訓練を実施しています。
このほか、関係機関や民間ボランティアとの情報交換を緊密に行うことにより、不審船発見に関する情報収集体制の強化を図っています。
▲不審船対応訓練 |
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本編 > 治安の確保 > 8. 不審船・工作船対策
治安の確保
目標 Target
平成13年12月の「九州南西海域における工作船事件」で爆発・沈没した工作船の捜査から、武器を装備した工作船が我が国周辺海域を徘徊し、薬物の密輸等の犯罪に関わっていた疑いが濃いことが明らかとなりました。
海上保安庁は、我が国周辺海域における不審船・工作船の活動を未然に防止するために、巡視船艇・航空機による不審な船舶に対する監視・警戒を強化するほか、発見時にはこれを確実に停船させて立入検査を実施し、海上の安全の確保と秩序の維持を目指します。 海上保安庁では、不審船・工作船事案に対して、海上保安官の安全を確保しつつ、不審船・工作船への的確な対応が行えるよう巡視船艇の整備をはじめとした不審船対応能力の強化を進めました。
平成19年度は、「2,000トン型巡視船(ヘリ甲板付高速高機能)」1隻が新たに就役しました。これにより平成11年度以降に整備していた不審船対応を主目的とする巡視船は12隻全てが就役しました。 また、これらの巡視船を中心に不審船対応能力向上のための訓練を実施したほか、海上自衛隊との間でも、共同訓練を実施しています。 このほか、関係機関や民間ボランティアとの情報交換を緊密に行うことにより、不審船発見に関する情報収集体制の強化を図っています。
今後とも不審船対応能力の向上を目的とした各種訓練を実施するとともに、関係機関等との連携を一層強化して、不審船・工作船の早期発見に努め、不審船発見時には厳格に対処すべく、不審船対応能力の維持・向上に努めていきます。
Report file 2
海上保安資料館横浜館の見学者が100万人突破!!
場所: 横浜海上防災基地(神奈川県横浜市中区新港1-2-1 赤レンガパーク隣) 公開時間:午前10時から午後5時まで(閉館30分前に受付終了) 休館日:毎週月曜日(休日の場合は翌平日) 年末年始(12月29日から1月3日まで) 見学料:無料 問い合わせ先:第三管区海上保安本部総務部総務課(電話045-211-1118) 海上保安資料館横浜館(電話045-662-1185) Report file 3
不審船対応を主目的とする巡視船が全船就役!! 平成20年3月に就役した2,000トン型巡視船(ヘリ甲板付高速高機能)「きそ」をもって、不審船対応を主目的とする巡視船(※)が全船就役しました。
不審船対応を主目的とする巡視船の性能
※高速特殊警備船6隻、1,000トン型巡視船(高速高機能)3隻、2,000トン型巡視船(ヘリ甲板付高速高機能)3隻の合計12隻で、不審船・工作船事案発生時に中心となって対応する巡視船です。
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