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本編 > 国内外関係機関との連携・協力 > 2 > 多国間での地域的な取組み >
(5)船舶交通の安全のための取組み
平成15年9月29日から10月3日の間、広域電波航法システムの課題と改善策について話し合うため、同システムの運用に関係する日本、中国、韓国、ロシアの4カ国5機関の代表が一堂に会し、「第12回極東電波航法業務(FERNS*1)理事会」及び「GPSのバックアップシステムに関する専門家会議」を東京で開催しました。 本会議では、GPSのバックアップシステムとして、ロランC*2が最も有効なシステムであり、その機能強化を図ることが必要であることを確認しました。これを受け、議長国である日本の提案により、ロランCについて、より具体的な改善計画を検討するためのFERNSワーキンググループを設置しました。平成15年11月には、同ワーキンググループが韓国において開催され、関係国・機関が協調して、効果的で経済的なGPSのバックアップシステムの構築・改善を図るための討議が行われ、国際航路標識協会(IALA*3)に結果が報告されました。 海上保安庁は、今後とも、広域電波航法システムに関して関係国・機関との連携・協力に努めていくこととしています。 関係国・機関の専門家によるGPSのバックアップシステムに関するパネルディスカッション |