海上保安レポート 2004
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●長官からのメッセージ

■TOPICS 海上保安の1年

■数字で見る海上保安庁
■海上保安庁の体制・業務
■特集 海の犯罪・海保の対応
■本編

・海上交通の安全のために
・人の命を救うために
・安心できる暮らしと環境を守るために
・国内外関係機関との連携・協力

・海上保安庁を支える装備等
・海上保安官になるために

●海上保安Q&A
●船艇紹介
●地方探訪
●航空機の歴史


本編 > 国内外関係機関との連携・協力 > 2 > 多国間での地域的な取組み > (5)船舶交通の安全のための取組み 


 平成15年9月29日から10月3日の間、広域電波航法システムの課題と改善策について話し合うため、同システムの運用に関係する日本、中国、韓国、ロシアの4カ国5機関の代表が一堂に会し、「第12回極東電波航法業務(FERNS*1)理事会」及び「GPSのバックアップシステムに関する専門家会議」を東京で開催しました。
 本会議では、GPSのバックアップシステムとして、ロランC*2が最も有効なシステムであり、その機能強化を図ることが必要であることを確認しました。これを受け、議長国である日本の提案により、ロランCについて、より具体的な改善計画を検討するためのFERNSワーキンググループを設置しました。平成15年11月には、同ワーキンググループが韓国において開催され、関係国・機関が協調して、効果的で経済的なGPSのバックアップシステムの構築・改善を図るための討議が行われ、国際航路標識協会(IALA*3)に結果が報告されました。
 海上保安庁は、今後とも、広域電波航法システムに関して関係国・機関との連携・協力に努めていくこととしています。

関係国・機関の専門家によるGPSのバックアップシステムに関するパネルディスカッション

(写真)関係国・機関の専門家によるGPSのバックアップシステムに関するパネルディスカッション