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本編 > 海上保安官になるために
海上保安庁はこれまでに紹介してきたように、主に海上をその活動・活躍の場としています。海上という環境はとても厳しいものであり、またその業務は複雑多岐にわたります。そのため海上保安官には海上で活動するための特別な能力が必要となります。この能力とは、海上保安業務を遂行するための知識と技能や、強靱な気力と体力であり、これらの能力を持ったいわば「海のプロフェッショナル」とも言える海上保安官が、海上保安庁の幅広い業務を的確に行うことによって、国民の負託に応えています。 海上保安庁では、これらの能力を持った海上保安官を育成するため、独自の教育機関を持ち、新規採用者に対して教育を行っています。この教育機関は、広島県呉市にある海上保安大学校(幹部職員養成)と、京都府舞鶴市にある海上保安学校(一般職員養成)です。海上保安官として活躍するためには、この海上保安大学校又は海上保安学校に入学して教育・訓練を受けなければなりません。ここでの教育訓練により、「海のプロフェッショナル」たちが育成されていきます。 |