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〜マリンレジャーでは飲酒は禁物!〜

 飲酒が関係したマリンレジャーの事故が後を絶ちません。酒酔い操縦は、自分だけでなく、同乗者や他の船舶の乗船者等にも危害を及ぼすおそれがありますので、絶対にしてはいけません。
 飲酒の危険については、プレジャーボートだけでなく釣りや海水浴にも当てはまります。波静かな岸壁での夜釣りなどで海中に転落して死亡するケースは意外に多いのですが、中には飲酒が関係しているものも少なくありません。冬場の磯釣り等では、寒さをしのぐために飲酒をする人もいるようですが、これは非常に危険な行為と言えるでしょう。まして、飲酒して遊泳やサーフィンなどで海に入ることは、無謀以外の何ものでもありません。
 通常、人間の喉は、食物や水が通ったり異物が入ったりすると、反射的に気道を閉塞して気管の中に入らないようします。しかし、飲酒した場合には反射機能が低下するため、飲酒した状態で海中転落したり、遊泳したりすると気道内に海水を吸引しやすくなるのです。また、飲酒は、運動機能や平衡感覚の低下も招きますから、溺れる可能性が高くなります。もちろん、飲酒は心臓にも負荷を与えますので、心臓麻痺を引き起こす危険性も高まります。

飲酒は禁物

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