ほとんどの海上保安官は、大学校・学校を卒業後巡視船艇に配属されます。その後は、経験をつみながら、自分の適性や 希望に応じて様々な研修を受けることで、それぞれが目指す道に向けてキャリアアップを図っていきます。
海上保安大学校特修科
海上保安学校卒業者・門司分校修了生を対象とした将来の幹部候補生を養成する研修です。一定期間現場で仕事をした後、選抜された職員が、初級幹部として必要な素養を身につけます。
潜水研修
海難事故が発生した場合に、転覆船舶等に取り残された方の救出や漂流者の救助等にあたる潜水士を養成する研修です。約2か月にわたる研修・訓練では、潜水業務に必要な知識・技術、転覆船を想定した救助活動等を行います。
航空整備士研修
航空機の整備を行うエキスパートを養成する研修です。海上保安学校在学中に選抜試験に合格した者等が、航空機の機種毎に必要な知識・技能を身につけます。
語学研修
外国人犯罪の捜査を行うためには外国語が不可欠であり現場の捜査で必要なプロフェッショナルを養成する研修です。研修修了後国際捜査官等として犯罪捜査等の業務に従事します。