育児休業・テレワーク

育児休業

現在は新潟航空基地の整備員として、航空機に搭乗し、空から犯罪の取り締まりや、人命救助を行ったりする他に航空機の整備も行っています。
そんな中で、今の夫と職場で出会い、海上保安官同士で結婚し、子宝にも恵まれました。上司や同僚のサポートもあり、負荷の大きな作業を免除していただくなど、出産の1ヶ月前まで無理なく仕事をすることができました。
現在は育児休業制度を利用し、一度職場から離れ、子育てに専念することができています。夫も子供がかわいいのか、できるだけ家にいる時間を長くしようと、出勤の際は時間ギリギリに家を出発して、夕方も仕事を早めに切り上げて帰ってきてくれます。今後子育てが一段落したら、また大好きな航空機の整備に携わりたいと思っており、少しずつ職場復帰に向けた準備をしています。海上保安庁は男の職場と思われるかも知れませんが、公務員としてのサポート体制がしっかりしているので、「女性だから」と一歩が踏み出せない人も安心してください。是非一緒に日本の海を守りましょう。
第九管区海上保安本部 新潟航空基地 整備員





私は、夫婦ともに「仕事を続けたい!」という希望があったため、妻の育児休業終了・復職(民間企業)と交代する形で、1年間の予定で育児休業を取得しました。管区本部課長という管理職の立場ではありましたが、早い段階から上司や担当者と相談し、職場の理解と協力もあって、スムーズに長期休業に移行することができたことに感謝しています。
それまでの単身デスクワークから主夫となり、生活の激変に戸惑いもありましたが、日々成長する子供たち、家族と常に一緒に居られる時間は非常に貴重な経験だと感じています。また、妻や周りの人達の苦労も少なからず理解でき、何より、休業し育児に専念したことで「育児に対する強い当事者意識」も芽生えたように感じます。
男性の長期育児休業はまだまだ少数かと思いますが、この制度が当たり前のこととして浸透していくよう、今後の自身の業務とともに、制度の推進、職場環境作りにも尽力できればと思います。
第十一管区海上保安本部 救難課長







私は、平成30年4月から、那覇海上保安部所属の「巡視船のばる」に、航海長として乗組んでおります。
本船は、担任水域のしょう戒や取締り、離島地域における安全指導のほか、昼夜を問わず発生する事件・事故に対応しています。夜間・休日に出動する場合もあり、業務や事案によっては、三日ほど家に帰れないことがあります。 私は、妻の出産に伴い、「配偶者出産休暇」及び「育児参加のための休暇」を取得し、出産に立ち会うことができました。また、子が生まれてから、二ヶ月間の育児休業を取得しました。
私は、育児休業によって、母親の大変さを知ることができ、子供の日々の変化を感じ成長を間近で実感できました。私は家族の支援があって仕事に取り組めていますが、支援してくれる家族について今まで以上に理解できたことに育児休業の意義があると感じています。
第十一管区海上保安本部 那覇海上保安部 巡視船のばる 航海長


テレワーク

海上保安庁の仕事とテレワーク?なかなか結びつかないとは思いますが、海上保安庁には多くの職種がありますので、職場以外の場所でできる仕事もあります。私は今、働きやすい職場環境を作るなど、人事関連の仕事をしていますが、職場以外の場所で仕事をするテレワークに適した職種だと思っています。海上保安庁では本庁において、テレワークの試行を実施しています。私も試行に参加しましたが、通勤から解放され、集中して仕事ができるほか、特に育児中・介護中の方でも、テレワークを活用して仕事ができると思っています。このように、海上保安庁でも1人1人のニーズに合わせた多様なワークスタイルが広がってきています。 本庁総務部 人事課 人事企画調整官。
本庁総務部 人事課 人事企画調整官