新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、諸外国との往来が困難な状況においても、各国海上保安機関の能力向上を支援し続けることは極めて重要です。海上保安庁モバイルコーポレーションチーム(MCT)では、試行錯誤を繰り返しながら、令和2年7月のインドネシア海上保安機構(BAKAMLA)に対する研修を皮切りとして、マレーシア海上法令執行庁(MMEA)、フィリピン沿岸警備隊(PCG)、ベトナム海上警察(VCG)との間で、オンラインを活用した能力向上のための研修を実施しました。これらは海上保安庁としては初の試みです。
海上保安庁は、豊富な経験と実績を活用し、能力向上支援等を絶やすことなく実施し続けることにより、シーレーン沿岸国等における民間船舶の安全確保や地域の人材育成に貢献していきます。また、法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋の実現のため、諸外国の海上保安機関とのより一層の連携強化に努めていきます。
令和2年7月実施 インドネシアへのオンライン研修(制圧講義)
令和2年11月実施 フィリピンへのオンライン研修(参加者の状況)
令和2年12月実施 ベトナムへのオンライン研修(制圧実技)