海上保安庁では、平成28年、「海上保安体制強化に関する関係閣僚会議」において策定された「海上保安体制強化に関する方針」に基づき、海洋監視体制の強化を図っています。
その一環として、無操縦者航空機の活用について検討を進めており、導入の可否を判断するための飛行実証を令和2年10月15日から約1か月間、海上自衛隊八戸飛行場を拠点として実施しました。
飛行実証で得られた結果を精査したところ、無操縦者航空機は、海難救助、災害対応、広大な海域における犯罪取締り等の各種海上保安業務に十分に活用できるということが確認できました。
導入するにあたっては、有人機との業務分担、導入規模等、引き続き検討しなければならない事項がありますが、海上保安庁では、導入を見据えた検討を進めていきます。
赤外線捜索監視装置による船舶の映像
実証で使用した無操縦者航空機