令和2年10月に文化審議会から文部科学大臣に、現役の灯台である犬吠埼(いぬぼうさき)灯台(千葉県銚子市)、六連島(むつれしま)灯台(山口県下関市)、角島灯台(同市)、部埼(へさき)灯台(福岡県北九州市)の4基を重要文化財に指定することが答申され、初めて現役の灯台が重要文化財に指定されました。この4基の灯台は、いずれも明治初期に建築され、150年近く当時のままの姿で航海の安全を守り、光を放ち続けていることから、その歴史的価値を評価されたものです。また、犬吠埼灯台、角島灯台は、それぞれレンガ造、石造と材料に違いはありますが、その高さは約30mにもなり、地震の多い我が国に建設された塔状の建造物としての技術的価値もあわせて評価されました。
海上保安庁では引き続き、航路標識の適切な保守・運用に努めていきます。
犬吠埼灯台
六連島灯台
角島灯台
部埼灯台