明治4年(1871年)9月12日(旧暦7月28日)に現海洋情報部の前身である「兵部省海軍部水路局」が設立されて、令和3年9月で150周年を迎えます。
水路局が設置された明治初期は、諸外国が海図を作製し、我が国周辺海域の水深を明らかにしていく事態となっており、国防のみならず海運・通商のためにも、我が国が自ら測量して海図を作製することが重要課題となっていました。
この150年の間に海図から始まった海洋情報部の役割は飛躍的に拡大し、組織、測量船等の勢力も大きく変遷してきました。
海上保安庁ではこの節目の年を「海図150周年」の年とし、令和3年1月から、海図等の水路図誌に我が国が作成したものであることを示す印章(エンブレム)を変更しました。また、記念ロゴマークや記念海底地形図等を活用したパネル展等の各種事業を計画しています。この機会に国民の皆様には、航海の安全にとって重要な海図を刊行するなどの海洋情報業務に対する理解を更に深めていただければ幸いです。
日本郵便株式会社発行の特殊切手
記念ロゴマーク
海図印章
記念海底地形図