▲大きく傾斜するフェリー |
平成21年11月13日、海上保安庁は、乗員乗客28名を乗せて航行していたフェリー「ありあけ」から、和歌山県新宮市沖で船体が右に大きく傾斜したため救助して欲しい、との118番通報を受信しました。これを受けて、第三、第四及び第五管区海上保安本部では、直ちに巡視船6隻、航空機2機を現場海域に急行させました。
関西空港海上保安航空基地の機動救難士が、ヘリコプターから「ありあけ」に降下し、船体が大きく傾斜して激しく動揺する中で、乗員乗客21名をヘリコプターに吊り上げて救助しました。
また、機動救難士とともに船の姿勢を戻そうと残っていた乗員7名も、膨張式救命いかだで脱出し、無事巡視船「すずか」の搭載艇に救助されました。
特集2〈救難現場の最前線 〜これがリアル「海猿」〜〉でも、詳しく紹介しています。