海上輸送に従事する様々な国籍の船舶が航行するなど、海においては、国と国とを結びつける活動が活発に行われています。このような活動は、国を豊かにし、また、活力を与えます。しかしながら、これらの活動の負の側面として、海難事故や海上犯罪の発生といった問題が生じているのも事実です。様々な国の利害が複雑に絡み合う海において発生した問題を解決するには、一国のみの対応では不十分な場合もあり、海を通じて繋がった各国が連携・協力して解決を図っていく必要があります。
海上保安庁では、各国関係機関との連携・協力を図るとともに、海上保安庁創設以来、60年以上をかけて培ってきた世界随一の知識・技能を各国関係機関に伝授していくことにより、海における問題解決にあたっています。