▲転覆船の船底をたたき生存者を捜す潜水士 |
▲船内の捜索救助 |
平成21年10月28日、横浜海上保安部巡視船「いず」の潜水士は、八丈島の北北東の海上で、転覆状態で発見されたキンメ鯛漁船「第一幸福丸」の船内から乗組員3名を発見、無事救助しました。
これは事故発生から実に89時間ぶりの救出で、乗組員3名は、転覆している船内居住区の中で、暗闇の中、食料や水分もとれないまま3日以上救助を待っていました。
救助された乗組員は生命に異状はなく、その後、巡視船「しきしま」搭載ヘリコプターで八丈島の病院に搬送されました。
なお、今回の事案では、3名が救助されましたが、1名が死亡、4名が依然行方不明となっています。
特集2〈救難現場の最前線 〜これがリアル「海猿」〜〉でも、詳しく紹介しています。