海上における災害には、台風、地震等により被害が発生する自然災害と、船舶の火災、衝突、乗揚げ、沈没等による油、有害液体物質の流出といった事故災害があります。このような災害が発生すると、人的被害やライフラインの途絶等甚大な被害が生じ、更には船舶交通や周辺地域の漁業、観光業等の経済活動にも重大な影響を及ぼすことが考えられます。
海上保安庁では、このような災害によって発生する被害を最小限に抑えるため、資機材の整備や災害対策訓練等に取り組むとともに、万一、事故が発生した場合に備えて迅速かつ適切な対応がとれるよう準備を整えています。