平成16年10月、第五管区海上保安本部に「関西空港海上保安航空基地」と「和歌山海上保安部」が発足しました。
関西空港海上保安航空基地は、八尾航空基地と関西空港海上警備救難部の機能を併せ持った海上保安庁初の組織として発足しました。
24時間運用の海上空港内に設置された同基地では、高性能監視レーダーなどを装備した航空機と巡視艇を配備することにより、空と海からの同空港警備業務をはじめとする24時間体制の海上保安業務が行えるようになりました。
また、和歌山海上保安部を県庁所在地である和歌山市に設置しました。これにより関係機関との連携の強化を図るとともに、海岸線の長い和歌山県での密輸・密航対策や、東南海・
南海地震への防災対策など業務執行体制の強化を図りました。同保安部には、巡視船「きい」及び巡視艇「きいかぜ」を配備しました。