拡散に対する安全保障構想(PSI:Proliferation Security Initiative)は、国際社会の平和と安定に対する脅威である大量破壊兵器(核兵器、化学兵器、生物兵器)、その運搬手段及び関連物資がテロリスト等に拡散するのを阻止するため、平成15年5月、米国の提唱により始められた国際的な取組みです。
このPSIへの具体的取組みとして、平成16年10月25〜27日、我が国主催により相模湾沖合及び横須賀港内にて、東アジアでは初めての海上阻止訓練「チーム・サムライ04(Team Samurai 04)」を行いました。この訓練により、艦船等を参加させた各国(日、米、豪、仏)の関係機関(沿岸警備隊、海軍、税関)の海上阻止に関する練度が向上し、相互の連携が強化され、また、オブザーバー参加国のPSIに対する理解も促進されました。
詳しくは、特集1「海洋権益の保全とテロ対策 PSIへの対応」をご覧ください。