海上保安庁発足当初*1の巡視船艇・航空機等の勢力は、終戦直後の混沌とした時期であったため、寄せ集めによる小型老朽船約200隻、ヘリコプター3機*2という大変脆弱なものでした。その後、朝鮮戦争の勃発、高度経済成長期、新海洋法秩序時代の到来*3、能登半島沖不審船事案、九州南西海域における工作船事件など、世界情勢、社会の変化、時代のニーズなどに的確に対応するため順次整備され、現在では、巡視船艇等447隻、航空機74機(平成16年度末現在)という、世界でも有数の勢力を誇るまでになりました。
ここでは、平成17年に新たに就役した高速高機能大型巡視船「あそ」、大型ジェット飛行機「ガルフX(ファイブ) 」を紹介します。