我が国の主権を守るために

(3)太平洋のへそ?を発見

 海上保安庁の調査により、人間の「へそ」に似た形状の特異な地形が、東京から東南東約1,800km、水深約6,500mの平坦な海底で見つかりました。直径約100km、高さ約1,000mのこの地形は、約1億5千万年前の現在の太平洋が遙か南米チリ沖で誕生した頃に海底が押し合い引き合いしてできたもので、それが長い時間をかけて現在の地点まで悠久の旅を続けてきたものと考えられます。海洋情報部では、最新の調査機器を用いて我が国周辺の海域を管轄海域の確定のため精密に調査しており、時折、このように極めて珍しい地形を発見することがあります。海底にはまだまだいろいろな海の神秘が隠されています。


「へそ」に似た海底地形の位置
「へそ」に似た海底地形の位置とその拡大図

戻る 次へ
トップページへ戻る