海上保安レポート 2011

はじめに


TOPICS 海上保安の一年


特集 新たな海洋立国に向かって


海上保安庁の任務・体制


■本編

1 治安の確保

2 領海等を守る

3 生命を救う

4 青い海を護る

5 災害に備える

6 海を識る

7 交通の安全を守る

8 海を繋ぐ


目指せ! 海上保安官


語句説明・索引


図表索引


資料編


おわりに

TOPICS 海上保安の一年 > 11 メキシコ湾原油流出事故に職員を派遣
TOPICS 海上保安の一年
11 メキシコ湾原油流出事故に職員を派遣

平成22年4月20日、アメリカ合衆国ルイジアナ州のメキシコ湾沖合において、石油掘削施設が爆発炎上し、2日後海底に沈むという事故が発生しました。この事故により施設と海底油田をつなぐパイプが破損し、油田から大量の原油が流出、メキシコ湾周辺の環境に大きな影響を与えました。

流出は約3ヶ月も続き、想定流出量は約78万キロリットルで、原油の流出量としては1991年の湾岸戦争の際の原油流出に次ぐ規模とされています。

海上保安庁では、油防除の専門家チームを現地に派遣し、被害状況の調査のほか、油防除の手法等について米国を含む各国の専門家と意見交換を行いました。