平成22年11月9日、パナマ籍貨物船「Nasco Diamond」(乗組員25名/全員中国人)が、西表島の南約340km付近を最後に連絡を絶つという事案が発生しました。
第十一管区海上保安本部では、巡視船・航空機を発動し、海上自衛隊及び台湾コーストガードとともに現場海域を捜索した結果、11日にライフジャケットを着用し漂流している乗組員5名を発見し、巡視船「もとぶ」の海上保安官が決死の救助活動を行い2名を救助(1名は死亡確認)しました。
風速15メートルを超える大時化の中の救出劇は、テレビ等で大きく取り上げられ、在京中国大使館からも謝意が伝えられました。
▲巡視船により漂流者を救助する様子 |