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目指せ! 海上保安官
COLUMN Vol.12
第五管区初の女性降下員 初出動に向け特訓中!第五管区海上保安本部 海上保安官に憧れて転職を決意したM村乃里子さん。以前は看護師として働いていました。 22歳の時、大海原を雄大に航行する海上保安庁の白い船の姿に心を奪われ、 「かっこいいなぁ。あの船で日本の海を守っている人がいるんや。」 と思ったのが転職のきっかけでした。 すぐに国立清水海上技術短期大学校に入学、2年間通い海技免状を取得しました。その後、海上保安学校門司分校で半年間の研修を修了し、平成21年12月、念願が叶い海上保安官として現場に着任しました。 M村さんの初めての勤務地は、神戸海上保安部所属の巡視船せっつ機関士補で、ここで降下員の職務を初めて知りました。 降下員は、ヘリコプターからホイストを使って降下し、岩場など、船では近づけない所にいる遭難者の救助活動を行います。M村さんは、 「看護師の知識と経験を生かせば、救助現場での応急処置の幅が広がり、多くの人を助けられるかもしれない。」 と思い、降下員を希望しました。 現在は、第五管区海上保安本部で初の女性降下員として、ヘリコプターからの降下訓練や、船上での搬送訓練等に励んでいます。 また、設備が整った病院と異なり、現場で行う処置には創意工夫が必要となるため、現場で実施できる止血や骨折の固定等、看護師時代に得た知識を取り入れ、他の降下員と一緒に訓練をしています。 濱村さんは、初出動に向け、 「男性職員と同様の体力訓練は苦しいですが、出動要請があればいつでも出動できるよう体力を向上させ、船上・実機訓練を頑張り、私にしか出来ない救助をしたいと思います。」 と抱負を語っています。 |