海上保安レポート 2013

はじめに


TOPICS 海上保安の一年


特集 領海・EEZを守る海上保安庁


海上保安庁の任務・体制


■本編

1 治安の確保

2 生命を救う

3 青い海を守る

4 災害に備える

5 海を知る

6 交通の安全を守る

7 海をつなぐ


目指せ! 海上保安官


語句説明・索引


図表索引


資料編

目指せ! 海上保安官 > 様々な場面で活躍する海上保安官
目指せ! 海上保安官
様々な場面で活躍する海上保安官
特殊救難隊
特殊救難隊

転覆船や火災を起こした危険物積載船等からの人命救助や火災消火、毒物等により汚染された環境下における人命救助など、高度な救助技術と専門的知識を必要とする特殊な海難に対応するための救助のスペシャリストのチームで、羽田特殊救難基地に配置されています。全国の「潜水士」の中から、特に体力・技能に優れた職員のみが選抜され、「特殊救難隊員」となることができます。

機動救難士
機動救難士

海難船舶の遭難者や海上で漂流する遭難者を、迅速にヘリコプターから救助するため、ヘリコプターからの高度な降下技術や潜水等の専門的な救助技術、さらには隊員の約半数が救急救命士の資格を有する人命救助の専門チームで、全国8基地に配置され、日本沿岸の大部分をカバーする機動救難体制を確立しています。全国の「潜水士」の中から選抜され、「機動救難士」になることができます。

機動防除隊
機動防除隊

タンカーの座礁事故等で発生する油や有害液体物質の流出等による海洋汚染及び海上災害の防止のための高度な専門知識及び技術を持った専門家集団で、横浜機動防除基地に配置され、全国で発生する事故の対応に当たっています。

全国の海上保安官のうち、防災に関する幅広い知識や技術を有する職員が選抜され、「機動防除隊員」になることができます。

国際捜査官
国際捜査官

外国語(ロシア語、中国語、韓国語等)を駆使して外国人犯罪の捜査を行うスペシャリストです。自らが外国語による取調べや立入検査を行うだけでなく、通訳や翻訳を担当して、事件捜査を行う場合もあります。全国の海上保安官のうち、希望と適性によって、「語学研修生」に選抜され、各外国語の研修を修了した者が、「国際捜査官」として、専攻した外国語に応じた勤務先で活躍することになります。

他機関との人事交流
■他機関への出向状況(平成25年4月1日現在)
他機関への出向状況(平成25年4月1日現在)

多様化する海上保安業務に対応するためには、国内外の関係機関との連携は極めて重要です。海上保安庁では、広い見識を備えた海上保安官を育成するため、関係機関との人事交流や国際機関への派遣、大学留学等を推進しています。

人事交流等の対象者は、職員の希望と適性に応じて選出されます。