海上保安庁では、海難発生時に、巡視船艇や航空機が現場へ急行し、救助活動を行います。特に、転覆した船内からの生存者救出など困難な環境下での高度な救助技術を要する場合は、潜水士が活躍します。平成23年度末現在、海上保安庁では約220人(海上保安庁職員全体の約2%)の潜水士が、全国の巡視船艇や航空基地等に配属されています。ここでは、このような潜水士になるまでの道のりを紹介します。
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目指せ! 海上保安官
潜水士になるまで
海上保安庁では、海難発生時に、巡視船艇や航空機が現場へ急行し、救助活動を行います。特に、転覆した船内からの生存者救出など困難な環境下での高度な救助技術を要する場合は、潜水士が活躍します。平成23年度末現在、海上保安庁では約220人(海上保安庁職員全体の約2%)の潜水士が、全国の巡視船艇や航空基地等に配属されています。ここでは、このような潜水士になるまでの道のりを紹介します。 STEP01 潜水研修の研修員としての選抜
海上保安大学校又は海上保安学校を卒業後、巡視船艇で勤務し、一定の現場経験を積んだ海上保安官の中から、本人の希望、身体検査等の選考を経て、潜水研修の研修生として選抜されます(年2回)。なお、研修員は各管区から若干名ずつ選抜されます。 潜水研修の選考基準
● 本人の希望・適性 ● 年齢(研修実施年度の4月1日現在で、30歳以下) ● 健康診断結果(裸眼視力両眼0.6以上、握力30kg以上、呼吸器、循環器に異常がないことなど) ● 水泳能力 イ 一呼吸により約23mの水平素潜りができること。 ロ 約300mの水泳ができること。 STEP02 潜水研修の受講
研修生に選抜された後、海上保安大学校で約2ヶ月間、寮生活を送りながら潜水研修を受講し、潜水に必要な知識・技術を身に付けます。 研修内容は、座学(潜水学、潜水医学等)と潜水実習(スクーバ潜水法、生存者救助法等)から構成されます。 潜水実習について
このような厳しい実習等を経て、各研修生は修了式を迎えます。 |