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7 交通の安全を守る
COLUMN Vol.09
小冊子「庄内浜の観天望気」が大好評!〜海難防止啓発活動の一役に〜第二管区海上保安本部 平成22年5月、酒田海上保安部は、海難防止啓発活動の一環として、ポケットサイズの小冊子「庄内浜の観天望気」を発行しました。 「観天望気」は、自然現象や生物の行動の様子から天候を予想するもので、山形県の庄内浜各地では、古くから漁民の間で伝えられてきました。例えば、「鳥海山に帽子のような雲がかかるのは、風が吹き出したり、雨が降り出すきざしである。」等、各地で様々なものがあります。 この小冊子には、観天望気の紹介のほか、離岸流等の「海の豆知識」、海中転落時の対応や自己救命策等について、挿絵を盛り込んで見やすく掲載しています。 山形県北西部の庄内浜には、山形県内陸部から多くのマリンレジャー愛好家が訪れ、海の知識もないまま海難に遭遇するケースも多く見られます。 このため酒田海上保安部では、海難防止啓発活動の場を沿岸地域のみならず内陸部にも拡大し、県内全域の釣具店やボートショップを訪問のうえ、来客者への小冊子の配布を依頼しました。 当初、この小冊子は3,000部作成しましたが、様々なメディアに取り上げられたことにより、県内はもちろん、遠くは関西から「送って欲しい。」との問合せもあり大好評でしたので、新たに1,000部を追加増刷し、海難防止に役立てています。
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