海上保安レポート 2011

はじめに


TOPICS 海上保安の一年


特集 新たな海洋立国に向かって


海上保安庁の任務・体制


■本編

1 治安の確保

2 領海等を守る

3 生命を救う

4 青い海を護る

5 災害に備える

6 海を識る

7 交通の安全を守る

8 海を繋ぐ


目指せ! 海上保安官


語句説明・索引


図表索引


資料編


おわりに

7 交通の安全を守る > ChapterI 海難の現況
7 交通の安全を守る
ChapterI 海難の現況
平成22年の現況

船舶海難隻数

平成22年の船舶海難隻数は2,400隻でした。平成21年に比べ149隻減少し、過去5年間において最少となっています。

また、死者・行方不明者を伴う船舶海難隻数も過去5年間において最少となっています。

● 船舶海難隻数…2,400隻(前年比149隻〈6%〉減少)

● 死者・行方不明者を伴う船舶海難隻数…52隻(前年比2隻〈4%〉減少)

船舶種類別死者・行方不明者数

平成22年の海難による死者・行方不明者は99人でした。このうち、漁船が57人、貨物船が28人、プレジャーボートが13人の順で、プレジャーボート海難による死者・行方不明者数は、過去5年間において最少となっています。

● 海難による死者・行方不明者数…99人(前年比44人〈31%〉減少)

海難の原因別発生状況

発生原因としては、人為的要因が全体の79%を占め、その中でも特に見張り不十分が23%と一番多く、次いで操船不適切が15%と基本的なミスによる海難が目立っています。


■船舶海難隻数、死者・行方不明者を伴う船舶海難隻数及び海難による死者・行方不明者数の推移 ■平成22年の海難の原因別発生状況
船舶海難隻数、死者・行方不明者を伴う船舶海難隻数及び海難による死者・行方不明者数の推移 平成22年の海難の原因別発生状況

海難の状況 海難の状況
海難の状況