潜水研修 |
語学研修(外国語による取り調べの実習) |
ほとんどの海上保安官は、大学校・学校を卒業後巡視船艇に配属されます。その後は経験を積みながら、自分の適性や希望に応じて様々な研修を受けることで、それぞれの職種に向けてキャリアアップを図っていきます。
特修科
海上保安学校卒業者等を対象とした将来の幹部候補生を養成する登用制度です。在職年数や資格等の基準を満たしている職員を、試験により選抜し、初級幹部として必要な素養を身につけます。
潜水研修
研修に至る流れはフロー図をご覧下さい。海難事故が発生した場合に、転覆船舶等からの救出や漂流者の救助等にあたる潜水士を養成する研修です。約2か月にわたる訓練・研修において、潜水業務に必要な知識・技術、転覆船を想定した救助活動やヘリコプターとの連携を想定した実践的訓練等を行います。
航空研修
研修に至る流れはフロー図をご覧下さい。海上保安庁の航空要員に対し、資格取得や技能向上のための各種研修を行っています。
救急救命士養成研修
海難の現場や病院への搬送中に高度な救急救命処置を実施できる救急救命士(国家資格)を養成しています。潜水研修を終えた潜水士から選抜されます。
語学研修
中国語、ロシア語及び韓国語のプロフェッショナルを養成するための研修です。修了後は、国際捜査官、国際取締官等として犯罪捜査等の業務に従事します。
他機関との人事交流
多様化する海上保安業務に対応するためには、国内外の関係機関との連携は極めて重要です。海上保安庁では、関係機関との人事交流を推進し、広い見識を備えた海上保安官の育成に努めるほか、さらなる関係機関との緊密な連携強化を進めています。