▲尖閣諸島領有権主張活動に対する領海警備 |
平成20年6月16日、尖閣諸島周辺海域を警戒中の巡視船が、尖閣諸島に接近する台湾抗議船及びその至近を航行する台湾公船(巡視船)を発見しました。 台湾抗議船等は海上保安庁巡視船の警告を無視し、尖閣諸島周辺の領海内に侵入しました。抗議船は魚釣島周辺を航行した後、台湾公船(巡視船)とともに同日中に領海から出 域しました。
また、平成20年12月8日には、警戒中の巡視船が尖閣諸島の我が国領海内を航行する2隻の中国公船(海洋調査船)を確認しました。当該中国公船2隻は、我が国領海内において、 はいかい、漂泊といった国際法上認められない航行を行っていたため、巡視船により領海外への退去要求を行うとともに、我が国の同意のない海洋調査活動は認められない旨の警告を継続して行いました。その後、2隻の海洋調査船は同日中に領海から出域しました。
海上保安庁では、我が国の領海における主権を確保する観点から、このような領海侵入事案に対し粘り強く退去要求を行い、国際法に則り適切に対処しています。