海上保安レポート 2009
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はじめに


TOPICS 海上保安の一年

特集


海上保安庁の任務・体制


■本編

治安の確保

領海等を守る

生命を救う

青い海を護る

災害に備える

海を識る

交通の安全を守る

海を繋ぐ


目指せ!海上保安官


語句説明・索引


図表索引


資料編


特集1 海難の減少を目指して〜安全な交通環境の実現〜 > 1. 海との関わり
特集1 海難の減少を目指して〜安全な交通環境の実現〜
1 海との関わり
航路しょう戒中の巡視艇
▲航路しょう戒中の巡視艇
海難写真

四方を海に囲まれた日本に暮らす私たちは、その生活を維持していく上で、海との関わりを切り離すことはできません。とりわけ、エネルギー資源については、ほとんどを海外からの海上輸送に頼っています。ひとたび東京湾などの船舶交通がふくそうする海域で航路を閉そくするような大規模な海難が発生すれば、尊い人命や貴重な財産を失うことに加え、海上輸送の遮断により経済活動がまひし、国民生活に大きな支障をもたらすことになります。また、海難により油等が流出した場合には、その被害は甚大となり、環境への影響も計り知れないものになります。

海上保安庁は、このような海難の発生を未然に防止し、海上交通が円滑に流れるよう全力で取り組んでいきます。特集1においては、これまで海上保安庁が時代の変化に応じ取り組んできた施策と、現在、海上保安庁が取り組んでいる新たな海上交通の安全確保のための対策についてご紹介したいと思います。

海難写真