●国連に申請された大陸棚の限界 |
平成20年10月31日に内閣総理大臣を本部長とする総合海洋政策本部会合が開催され、国連に申請する我が国の200海里を超える大陸棚の限界及び限界設定に向けた今後の対応方針が決定されました。また、我が国の申請文書は、平成20年11月12日に国連事務局で受理されました。
海上保安庁では、昭和58年度以来水路測量の一環として大陸棚調査を実施し、その調査距離の総延長は約108万キロメートル(地球約27周)にも及びます。
海上保安庁が実施した調査の結果は、大陸棚の延長申請の科学的・技術的資料として使用されたほか、調査結果により、これまで全く未知の海域であった太平洋沖合域の海底地形が明らかになりました。これらの成果は、津波シミュレーションに活用されるなど、防災対策や地球科学の発展に大きく貢献しました。