海上における災害には、船舶の衝突、乗揚げ、沈没等による油、有害液体物質の流出や船舶火災といった事故災害と、台風、地震等により被害が生じる自然災害があります。
最近では、関門港(福岡県)における台船の爆発・炎上事故や「平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震」等が発生しています。
ひとたびこのような災害が発生すれば、多数の人的被害が発生するほか、ライフラインや船舶交通の途絶、自然環境の破壊といった国民生活への悪影響が生じます。
海上保安庁では、発生する被害を最小限にするために、いつ発生するかわからない災害に対し、平時から迅速かつ的確な対応を実施すべく常に備えています。