▲押収した覚せい剤 |
▲覚せい剤が発見されたシエラレオネ籍貨物船 |
平成20年11月11日、第七、第五管区海上保安本部、国際組織犯罪対策基地、門司海上保安部は、警察、税関、麻薬取締部と合同で北九州市門司区の岸壁に接岸中のシエラレオネ籍貨物船の捜索を行いました。その結果、船内の隠し部屋から約300キログラムに及ぶ覚せい剤を発見押収し、同船乗組員12名(全員インドネシア人)を覚せい剤取締法違反で現行犯逮捕しました。また、覚せい剤の荷受人である日本人2名を同法違反容疑で通常逮捕しました。覚せい剤の押収量としては当庁関与事件としては過去2番目の押収量となりました。
また、平成21年2月7日、高知県室戸岬沖をパトロール中の当庁航空機が、不審な外国漁船を発見、同漁船から小型搭載艇が降ろされ、無灯火のまま漁港防波堤に接岸し、バッグ4個を陸揚げしたのを確認しました。警察が放置された同バッグ内を確認したところ、合計約120キログラムの覚せい剤を発見、警察は、荷受人の中国人男性3名を逮捕しました。
また、当庁は、同船乗組員6名を漁業法違反(立入検査忌避)で現行犯逮捕するとともに、10日、当庁及び警察、税関による合同捜査本部が、覚せい剤取締法違反で同6名を再逮捕しました。